ファウンドアクトは御社の経営や業務にかかわる改革・改善の取り組みを支援します。

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経営革新・業務改善
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ファウンドアクトが支援する企業様が、それぞれの「客様に提供する独自の価値を高める」 をテーマに事業展開をしています。 マーケティング・営業力強化、製造現場での生産性向上など様々な改善課題がありますが、お客様と一緒に考えながら進めています。業務改善は一朝一夕には進むません。トライandエラーの繰り返しです。 ここにはそんな取り組みの中から経営改善のヒントになるような事項を記載しています。 ご記載されている事項へのお問い合わせは、問い合わせフォームに必要事項をご記入の上、送信してください。

業務改善

000.業務改善の進め方

業務改善といっても様々な業務で多種多様な問題や課題がありますので、それらすべてへの万能薬などはありません。また、「問題解決技法」も数多くの技法があります。当然ですが、すべての技法がすべての問題・課題に対して有効なわけでもありません。

ここではなるべく現場への手機能が可能となるようにしたいと考えています。

このページは目次です。コンテンツが増えると改変します。

010.問題と課題は違う?正しい「用語」で的確なコミュニケーションを。

100.「組織は戦略従う」ってどういうこと?

 

800.効率的な会議をしましょう

010.問題と課題は違う?正しい「用語」で的確なコミュニケーションを。

業務改善に限らず職場で問題解決をする場合に、ある時には「問題」と言い、ある時には「課題」と言ったりします。「問題」と「課題」は同じなのでしょうか、違うのでしょうか。

問題と課題の違い

品質管理では、「問題とは、あるべき姿や目標と現状のレベルの差(ギャップ)」であり、「課題とは、新たに設定する新しい姿や現状のレベルの差(ギャップ)」(QC検定テキストより引用)となっています。

なので、問題は現状との比較との差であり、課題はより高い姿との比較で生まれる差となります。なので両社はまったく意味が異なります。またチャレンジの手順と方法も異なります。明確にしておきたいものです。

なぜ、こんなことをいうかといえば、一つの企業の中において一つの事柄を示す言葉が複数使われていたりするためです。例えば、部門によってある事柄を記載した資料名が違っていたり、作業名称が違っていたりします。
業務改善を始めると実はこんな事柄がそれこそ「問題」になります。同音異義かなと確かめると実は内容が違っていて「え~~そうだったの」ということになったりします。

用語の統一は標準化への第一歩

標準とは、「関連する人々の間で利益または利便が公正に得られるように、統一し、又は単純化する目的で、もの及びもの以外について定めた取決め」(ISOの定義)だそうです。標準化は、標準を定める活動になるのでしょうが、その一つに「用語の統一」があると考えます。

こんなことをするだけでも会議や打ち合え時間が短くなったりします。

私も正しい文言・表現をすることに努めていますが、実はなかなか難しいです。!(^^)!

100.「組織は戦略に従う」ってどういうこと?

「組織は戦略従う」と言う言葉があります。アルフレッド・D・チャンドラーJr.氏の言葉だそうです。
ドラッカー氏も著書の中で何度も大事な言葉として用いていたそうです。

これってどういう言う意味でしょうか。
例えばこんな感じです。

今まではA社では既存の製品X・Y・Zを作っていました。これは今まで30年以上も作っていた主力製品群です。
組織も各製品に沿って製造部門x・y・zになっています。この製品は需要見込み生産型なので、A社が販売計画を立てて製造を行ってきました。
しかし、今後、当社の製造技術を生かして、受注生産型の製品開発を行うことになりました。この中にはOEM生産も含まれます。
製造部門は既存の部門zを担当部門としました。理由は、部門zが稼働率が低かったからです。
やがてA社では新規事業が少しづつ業績が拡大し、部門zでは稼働率が上昇し残業をして対応するようになりました。さらに部門zが忙しくなり他部門からの応援も必要になるかと危惧しています。
部門zのメンバーは言います。「今までの製品Zの製造方法と新規製品の製造方法は全く違うのでとっても困っている」と。

さて、これってどう思いますか。今までの製造方法・組織で対応できると思いますか。
この会社はその後、組織の変更を検討され始めました。

経営戦略や理論は学術的に追及すればとても難しいものなのだと思いますが、現場に合わせて考えるとこんな感じだと思います。
さて、あなたの会社の組織は、「進もうとする方向(戦略)」に沿った「組織」になっていますか?

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