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キャリアの持つ意味が変わりつつあります

キャリアの持つ意味が変わりつつあります

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キャリアの持つ意味が変わりつつあります

今までもキャリアという言葉は使われてきましたが、キャリアの持つ意味が変わってきています。以前は、人の働き甲斐や能力は組織の中だけで通用するものと捉えられていましたが、現在では組織外においても通用するものであるものが求められています。

その理由を簡単に言えば、「職務転換や転職などの転機においても一定レベル以上のパフォーマンスを発揮することが働く人々には要求されるから」です。

  1. 転職や出向など働く環境が変わる
  2. どの様な業種や職種においても、生産性の高い人のスキルに共通するものがある
  3. 社外でも通用するような汎用的、かつ高い能力が会社の中にも必要だ
    (ファンクショナル組織の専門性においても、高度なものがもとめられている)

キャリアと自律型人材は関連あるものとして捉えられる

社外だけではなく、社外においても通用するスキルと言うのはどのようなものでしょうか。私は、いくつかの会社の業績や社員の行動パターンを見ていると、業態や業種に関係なく業績の高い会社さんには共通している事柄があると感じます。逆に、業績の低迷している会社の共通項もあると。

人の視点で見てみると、業績の高い会社では「知らない間に物事が進んでいます」。逆に業績の低い会社では「次の会議までに・・・と決めるとそれしか実施されません」または「決めたことも実施されません」。できない理由はあれこれでてきますが、結局自分に課せられたことがらを自分の責任でいかに自律的に成し遂げることができるかにあると感じます。

厚生労働省では、「生涯キャリア支援と企業のあり方に関する研究会報告書」(2007)もその焦点をキャリア「自立」におき,激しい経営環境の変化に伴い,企業と働く個人の関係は,「集団的関係から個別関係へ」と移行し,「職業キャリアの自立的展開」つまり「個人の主体的なキャリア開発・形成」が求められているとする・・・としています。

社内外を問わずは狭い意味の職務能力ではなく、自分で考え、自ら目標を定め、目標に向かって確実に歩むように自己統制を行うことができる「総合的な人間力」が求められます。

このような人材を厚生労働省は「自律型人材」と呼んでいます。

自律型人材の言葉に表されるように、個々の人が「自分が主体となって作る」ことであり、それらの行動や思考様式が蓄積した経験や職歴が「キャリアと呼ばれます。

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